7月に事業再構築補助金第12回公募が締め切られました。
今回も残念ながら公募期間中に申請を断念する企業、申請に間に合わなかった企業が
いらっしゃいました。
補助金の認知度が上がり、問い合わせ件数も増えているものの、
補助金申請を安易に考えている代表者様が少なくないように思われます。
その原因のひとつとして、
補助金と助成金と混同されている
ということが考えられます。
そこで、今回は補助金と助成金の違いについて、まとめてみました。
補助金とは
補助金とは、経済産業省の管轄であり、設備投資に要した費用に対して支払われる
補助金とは、主な管轄が経済産業省になります。
その他にも各省庁や地方自治体などから様々な種類の補助金が提供されていますが、
認知度の高い補助金は経済産業省が管轄と理解しておくと良いでしょう。
補助金の目的は、設備投資や新規事業の支援、地域振興につながる事業の促進です。
昨今では、DX推進、省人化など社会の要求に応じて補助金の目的も少しずつ変化し、絞られています。
経済産業省の代表的な補助金としては、
●ものづくり補助金
●事業再構築補助金
●小規模事業者持続化補助金
●IT導入補助金
などがあげられます。
助成金とは
助成金とは、厚生労働省の管轄であり、労働環境の改善に要する費用に対して支払われる
助成金とは、主な管轄は厚生労働省になります。受給対象となるのは雇用保険の適用事業主であり、返済の必要はありません。
助成金の目的的は、労働環境の安定です。雇用の促進、能力開発、労働環境の整備など、労働に関する課題に取り組む事業者を対象に資金面のサポートを行っています。
助成金・補助金の違い
助成金・と補助金の違いとして、「公募期間」と「受給のしやすさ」を理解しておくべきです。
公募期間
助成金は通年で公募されているものが多いです。それに対して、補助金は一定期間のみ公募されます。公募期間も短く、1~2ヶ月程度です。
受給のしやすさについて
助成金は、受給要件を満たしているすべての事業者が原則受給できます。従業員のスキルアップや賃金の引き上げなど労働関係の条件を満たし、所定の書類を提出することで給付されます。
補助金は、採択件数や金額があらかじめ決められているものが多く、申請しても受給できるとは限りません。補助金は助成金と比べると給付額が多く、数百万円から数億円になります。
したがって、多くの補助金は採択件数以上の応募件数になります。提出書類を通して事業の必要性、将来性、成長性などをアピールしないと採択されるのは困難です。
申請までの準備を考えると、助成金は提出書類に必要事項を記入することがほとんどなので、あまり検討することもなく、短期間で申請の準備が完了します。
それに対して、補助金は、事業の必要性、将来性、成長性等をアピールする事業計画書の作成が求められます。
中期経営計画を策定していない企業であれば、事業計画書を含めた申請書類の作成に2ヵ月は要すると心得ておくべきです。
補助金を申請しようと思ったが、こんなに手間がかかるとは
このような嘆きをあげる経営者が少なくなっていくことを願っています。
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