執筆者:株式会社日税経営情報センター
10月3日から今年度最後の第8回公募がスタートした事業再構築補助金。
ご検討いただいている皆様は事業再構築補助金ホームページ内にある「
事業再構築~虎の巻~」をご覧になったことがあるでしょうか?
「事業再構築~虎の巻~」とは、正式名称は
「事業再構築に向けた事業計画書作成ガイドブック」といいます。
事業再構築に向けた事業検討の考え方をお伝えするために、8月29日に掲載されました。
「有望な事業テーマの選定方法」「事業計画の具体化」などはぜひご覧いただきたいのですが、本資料では、参考資料としてビッグデータの傾向分析から、「事業テーマの傾向分析結果」が掲載されています。
これがたいへん参考になりますので、ぜひ皆様にもご一読いただきたく、ご紹介しておきます。
「事業テーマの傾向分析結果」では、13の業界ごとに、事業テーマを有望度の高・中・低に分類しています。
有望度「高」とは、申請率が高く、かつ採択率の高い事業テーマ
有望度「中」は、申請率は低いが、採択率が中程度の事業テーマ
有望度「低」は、申請率に関わらず採択率の低い事業テーマ
現在検討中の事業テーマが有望度「低」に該当する場合は厳しい状況ということになりますが、言い換えれば、独自性の高い強みを築ける可能性がありますので、市場環境の動向や顧客ニーズの抽出にしっかり注力していただきたいものです。
有望度「高」「中」「低」の事業テーマについて一例をあげると、飲食業では、有望度「高」の事業テーマとしては以下4つです。
有望度「中」の事業テーマは
- セントラルキッチン
- キッチンカー
- パン製造・販売
- 自販機
- カフェ・コーヒー
など12の事業テーマ
有望度「低」の事業テーマのうち、申請率は高いが採択率の低い事業テーマが以下4つです。
さらに、有望度「低」の事業テーマのうち、申請率も採択率も低い事業テーマとして、
- 弁当販売・テイクアウト
- 生鮮食料品
- オンライン・配信
- 体験型消費
など10の事業テーマがあげられていました。
有望度「低」の事業テーマは、低成長市場や多数の事業者が参入しているなど、期待値の低い事業計画になっている様子です。
事業計画には「将来の展望」の記載が必須です。
市場の成長性について思い込みで記載せず、統計分析ツール「グラレスタ」などを活用して、成長性の高い顧客ニーズを狙ってください。
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