本コラムは、(株)日税ビジネスサービスの「日税主催研修」「日税オンデマンド」でも講師としてご活躍いただいている(株)事業パートナーの代表取締役社長・松本光輝先生に、300社を超える会社の再生の成功体験をもとに、金融機関交渉に関してQ&A形式でまとめて頂きました。この情報が関与先様へのアドバイスの一助となれば幸いです。
●今現在、完成工事未収金が5,000万円あるが、例えば支払いを契約時10%、着工時30%、完成時30%、引き渡し時30%にすることにより未収金リスクを減らすことができる。
●施工単価は坪当り70万円以上を目標にすること。
●今現在は新築が多いが、今後は新築50%、リフォーム50%の割合にして粗利率は新築20%、リフォーム30%を目指す。新築の場合は、今後はスマートハウス(便利さ快適さを追求した家)が主体になると考えるのでビジネスモデルを変更する。
●第二会社に移行する。
●自宅はリースバックを行い、時価相当額を銀行へ返済する。
●保証協会へ代位弁済された部分に対しては求償権に対して毎月1万円を返済する。これは保証人である社長が返済する。
●日本公庫に対しては毎月1万円を保証協会同様に返済する。
●プロパー部分に対しては、サービサーに債権譲渡された時点で和解交渉をする。
最終的には3年以内には概ね終了すると思う。
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vol.28以前のコラムは、日税ビジネスサービスのホームページにて、「日税メールステーション」バックナンバーページに掲載しています。
日税メールステーション 『金融機関交渉Q&A』バックナンバー
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株式会社事業パートナー 代表取締役40年にわたり、飲食業を中心に会社経営。バブル崩壊時に25億円の負債を抱え、その後3年半でその負債を解消する。2003年より、事業再生請負人として全国行脚中。この間、依頼先の多くが1~2ヶ月以内に、資金ショートに陥るおそれがあるという危機的状況の中から、1社も倒産させることなく、300社を優に越える会社の再生を成功させる。
◎過去の経験を活かして、中小企業経営者の最高の相談者となるべく、活動を続けている。
◎経営者はもとより、幹部社員の皆様・社員の皆様の声をくみ上げ、共に全社一丸となった再生を達成すべく、全力で取り組んでいる。着手後、30日以内に再生計画を作成して、実行に移している。
◎会社を3年かけて再生させる独自の再生術は、他に類を見ません。