Mizuho Short Industry Focus 165号
短中期原油価格見通し ~世界の石油需給動向と2023年迄の原油価格見通し~
【要約】
◆足下の原油価格は、石油需要の増加継続及びOPECの生産調整等を要因とする石油需給バランスの是正により、約4年ぶりの高水準で推移している。
◆2019年の原油価格は、サウジアラビアを中心にOPEC加盟国の原油生産量が増加し、世界の石油需給バランスが再び供給超過に転じることで、足下対比下落すると予想する。
◆中期的な原油価格は、2023年にかけて世界の石油需要の増加が見込まれる中、2020年以降、需要を充足する石油供給を確保するための新規油田の開発・生産コストに見合う水準まで上昇するものと予測する(【図表1】)。
※本記事は、みずほ銀行より掲載許可をいただき、同行ホームページで公開されている記事を転載したものです。
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