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2022.02.28海外情報

検索1位は年金制度? 2021年マレーシア検索ワードランキング

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  • アジア情報
  • マレーシア

執筆者:株式会社クリスク
※株式会社クリスクに関する情報は、本ページの最後にてご確認いただけます。



みなさんこんにちは。クリスク・マレーシアのヌルルです。

日々気になったことをインターネットで検索すると思いますが、みなさんは昨年1年間で自分が最も多く検索したキーワードが何だったかを思い出せますか?
筆者は常に日本語、英語、マレー語の翻訳をしていたので、ランキングトップは「Google翻訳」だったと思います。

今回は、マレーシア人が2021年にどのようなキーワードでインターネット検索をしていたか、最も検索されたキーワードランキング10をご紹介したいと思います!


マレーシア人がよく使う検索エンジン



まず、マレーシア人はどの検索エンジンを最も利用しているでしょうか。
下記の棒グラフを見ると一目瞭然、Googleがマレーシアでは最も利用されています。2位にはBing、そして3位にはYahoo!が挙げられていますが、2位以下を大きく離して98%の人がGoogleを利用しています。
では、Googleでどんな検索がされたのでしょうか?


引用:Statcounter GlobalStates


マレーシアの2021年検索トレンドキーワードランキング発表




引用:Googleトレンド

聞いたことがない単語も多いと思いますので、それぞれ解説していきますね。


第10位 Squid Game(イカゲーム)



動画配信サービス「Netflix」で配信され、世界中で話題になった韓国のサバイバルドラマシリーズ。2021年9月の配信以降マレーシアでもすぐに話題になりました。若者が集まるショッピングモールでは配信された翌月、2021年10月13日から31日までSquid Gameのイベントが開催されました。
Marketing Interactiveの記事では、ちょうどハロウィンの時期と重なったこともあり、Sunway Pyramidのマーケティング責任者のLoo Hoey Theen氏が10%の来客増を見込んでいたと報じられています。

ショッピングモールSunway Pyramidによる、イベントの宣伝動画


参考)
  1. Squid Game @ Sunway Pyramid
  2. Sunway Pyramid’s Squid Game activation draws 10% increase in footfall in a day



第9位 Bantuan Prihatin Nasional & 第5位 Bantuan Prihatin Rakyat(政府の給付金制度)



マレーシアでは2020年3月からの度重なるロックダウンにより、2021年6月には失業者数が76万8700人にまで増加しました(参考:マレーシア統計局)。生活が苦しい国民への給付金制度の名称が9位と5位にランクインしました。

なお、Bantuan Prihatin Rakyatは経済支援全体を、Bantuan Prihatin Nationalは2020年4月と5月に政府から支給された給付金制度(詳細は下記の表)を指します。



参考)*日本国内からアクセス出来ない可能性があります
PRIHATIN RAKYAT ECONOMIC STIMULUS PACKAGE


第8位 I-Akaun、第4位 i-Citra、第1位 i-Sinar (年金制度)



マレーシアにはEPFという積立年金制度があります。こちらは本来、55歳以上でないと払い戻しができません。しかし、新型コロナウィルスの影響で生活が困難な人が増えたため、政府は早期の払い戻しを許可しました。
その制度および手続きをするためのウェブサイトがi-Akaun、iCitra、i-Sinarです。


第7位 Google Meet



新型コロナウィルスの影響で長期的なWork from home、つまりリモートワークが余儀なくされたため、オンラインコミュニケーションのプラットフォームであるGoogle Meetがランクインしました。
Google Meetは、無料版でも最長60分間、最大100人の参加者が同時に参加できるため、仕事だけでなく、子供たちのオンラインクラスの場としても利用されています。

Googleトレンドでも、同じオンライン・プラットフォームのZoomと比べ、マレーシアは他国よりもGoogle Meetに関心が集まっていることがわかります。逆に、日本はGoogle MeetよりZoomへの関心が高いですね。


引用:Googleトレンド


引用:Googleトレンド

参考)
Malaysians log in the most to edu apps in Asia-Pacific | The Star


第6位 English Premier League、2位 Euro 2021



マレーシア人はサッカー観戦が大好きです。2位のEuro2020は、4年に一度開催されるサッカーのヨーロッパ大会ですが、2020年は東京オリンピック2020と同様に新型コロナウィルスの影響で開催が見送られました。
昨年ようやくEuro 2021として5年ぶりに開催されたため、待ちわびた人々の間でとても話題になりました。


第3位 Popcat



Twitterのトレンド1位にもなったPopcatは、画面の猫をタップをすると猫が口を開き、その回数がカウントされるだけのとてもシンプルなオンラインゲームです。
個人相手ではなく国同士の対戦となっていることで、オリンピックの盛り上がりとあいまって、まずは台湾から火が付き、タイ、マレーシアとトレンドが流れてきました。

最終的にマレーシアは惜しくもメダル獲得(!?)とはなりませんでしたが、SNS上でも話題となりました。人気のハンバーガー屋さん「myBurgerLab」は「マレーシアが金メダルを獲得できたら僕達がみんなにバーガーをご馳走します!」とFacebookに投稿をし、2000以上のシェアを集めました。



ちなみに2022年1月時点での国別ランキングはこのようになっています!アジアの国々だけでなく、ヨーロッパの国もランクインしていますね。


引用:Popcat

参考)
クリックするとネコの口が開くだけの謎ゲー『POPCAT』が世界で流行 ランキング上位の“アジア3国”に見える共通点 | 国内 | ABEMA TIMES


まとめ



新型コロナウィルスに大きく影響されていた、マレーシアの2021年のトレンドワード。生活に関わってくる給付金制度や年金制度に関心が集まり、この2つの項目だけでもトップ10の中で5件もランクインしました。

また、イカゲームやPopcatなどの世界中で流行ったものはマレーシアでも流行。
トレンドに敏感なショッピングモールや飲食店が流行りの真っ只中に施策を行うというスピード感がマレーシアの特徴だと思います。

2022年は各国でどのようなトレンドが生まれるでしょうか。
クリスク海外事業部は各国で最新のトレンドをウォッチしています!流行を活用したマーケティングをされたいとお考えのみなさん、ぜひお気軽にクリスクまでお問い合わせください。


この記事を書いたのは・・・
写真クリスクマレーシアスタッフ NURUL Asyikin/ ヌルル

※本記事は、株式会社クリスクより掲載許可をいただき、同ホームページにて公開されている記事を転載したものです。
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なお、株式会社クリスクの情報は、本ページの最後にてご確認いただけます。


▼今回の元記事
検索1位は年金制度? 2021年マレーシア検索ワードランキング
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