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COLUMN

2021.07.05海外情報

これで失敗しない! インフルエンサーマーケティングの注意点(ベトナム編)

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こんにちは! クリスク・ベトナムのリエンです。

ベトナムでは、広告ブロックツールを使ったことのある人が34.7%で、日本の22.3%を大きく上回っています。(We are Socialによる2021年調査より)

では、広告を該当のオーディエンスに届けるにはどうしたらいいのでしょうか?
その1つの方法が、インフルエンサーマーケティング広告です。

なぜなら、SNSでは特に、ユーザーにとっては企業が作った広告よりも、ユーザーが作ったコンテンツ(UGC)の方を魅力的に感じる場合が多いからです。

インフルエンサーマーケティングにおけるプロモーション活動を、ベトナム市場でどうやって行えばいいか悩まれる方がいるでしょう。

今回の記事では、失敗しないための注意点を説明したいと思います。

参考)
Digital in Vietnam: All the Statistics You Need in 2021 — DataReportal – Global Digital Insights


投稿内容は企業・インフルエンサーで相談して決めよう



SNS広告でもっとも重要なの広告コンテンツです。

プロモーションの形式に限らず、広告の内容はオーディエンスの関心や視聴傾向を考慮しながら実施する必要があります。

なお、実力のあるインフルエンサーは、商品をただ紹介するのではなく、フォロワーが求めていることを理解する力があります。どのようなコンテンツが注目を集めるのか企業より深く把握しているかもしれません。

しかし、完全にインフルエンサーにまかせてしまっては、企業の目的とは異なる広告になってしまう可能性もあります。また、守って欲しいルールを逸脱してしまう可能性もあるでしょう。

そのため、企業は投稿内容をすべてインフルエンサーに任せるのではなく、商品・広告の目的・やめて欲しいことといった情報をインフルエンサーに提供しましょう。

インフルエンサーと実際に打ち合わせをして、お互いに投稿内容を相談の上で内容を決めるのは初期の段階でとても大事なステップです。


インフルエンサー広告は共感重視



企業によって作られたSNS広告と、インフルエンサーマーケティングの広告とは異なります。

▼企業の場合
消費者の頭に残るように、製品名・ブランド名が繰りの返し登場するような広告

▼インフルエンサーの場合
製品やブランド名をあまり前面に押し出さない、自然で本人の個人的な話を通じてストーリー性のある広告が好まれる

つまり、売り込みのようなメッセージではなく、共感を得られやすい広告に見えない広告が理想的です。


発信できないコンテンツもある



インフルエンサーを活用するプロモーションでは、できないことがあることも知っておきましょう。

1. PRだからと、商品のイマイチな所を言わずに、いい所だけを紹介することはできません

2. 商品についてクレームを言う消費者に対し、インフルエンサーの反論は炎上しやすいため、インフルエンサーにそのような反論コンテンツの作成依頼はできません



スケジュールやアジェンダは早めに決める



一人一人のSNSユーザーは複数の関心を持ち、色々な人・ページをフォローしています。そのため、時間を考えずに投稿してしまうと、他のコンテンツにすぐ埋もれてしまい、最新のものにかき消されていってしまいます。

そのため、ターゲットにアプローチしやすい時間や日時をしっかり決めることが不可欠です。

また、旅行プロモーションの場合、アジェンダを早めに指定することが大切です。インフルエンサーは投稿・動画で紹介したい各観光地について調べる時間がかかり、情報・資料の翻訳作業も発生する可能性を考慮しましょう。


投稿は多角的に行う



どのプラットフォームでも同じですが、時々インフルエンサーが何か投稿するだけでは、オーディエンスにの印象に残る可能性は高くありません。

特に、ブランドの知名度拡大のプロモーションでは、色々な角度から定期的に複数回で投稿していく必要があり、一人のインフルエンサーにより同じ商品を繰り返し投稿するより、多くのインフルエンサーを起用する方が効果的です。


ライブ配信の注意点



今は投稿だけではなくライブ配信も人気です。
ただ、ライブ配信で海外に配信する場合、時差の考慮や視聴者側のアクティブ時間も事前に設定しておかなければなりません。

そして、配信時間が短すぎると、大部分の視聴者にまだ届けられないうちに終わってしまうので、注意が必要です。

また、野外や移動中のライブ配信は天気、ネットワーク環境が動画のクオリティーに影響します。配信するタイミングにも注意が必要です。


インフルエンサーの苦手なことも把握しておく



インフルエンサーは広告媒体ではなく、パートナーです。

インフルエンサーと素敵なお付き合いをするために、起用したインフルエンサーの個人情報をちゃんと理解しておきましょう。

例えば、グルメ系のインフルエンサーであれば、アレルギー食材があるか、苦手なものは何か。旅行系のインフルエンサーであれば、健康問題のせいで体験できない活動があるか、車酔いしやすいか。美容系のインフルエンサーであれば、どんな肌タイプか等です。

こういう情報を手に入れば、予定外の事情の発生やインフルエンサーの望まないことをさせてしまうことが避けられるでしょう。


ビザ申請



一般パスポートを持つベトナム人が日本に入国するにはビザが必要なので、ビザ取得は訪日案件で不可欠なステップです。

どれほど有名であってもフルタイムのインフルエンサーは収入不安定職業として扱われています。また、ビザ申請には財産か収入を証明することが必要です。

インフルエンサー本人は、訪日前に色々な国へ訪問したことがあれば、ビザ獲得率は高いかもしれませんが、カメラマンとして写真撮影や動画登録を担当する同行者が簡単にビザを取れるとは限りません。

ビザ申請のために必要な期間をあまり深く考えずにプランニングをしてしまうと、渡航できない可能性も少なくありません。


まとめ



近年、ソーシャルメディアで活躍するインフルエンサーの影響力が強まっています。インフルエンサーマーケティングをまだ行っていない企業も、今後インフルエンサーとコラボする可能性が十分あるでしょう。

しかし、「インフルエンサーを使って商品を広めよう!」という考えでは十分ではありません。

商品を広めるためには、フォロワーに喜ばれるだけではなく、インフルエンサーの力を最大限に発揮してもらうために、インフルエンサーと企業間のビジネス的なコミュニケーションが不可欠だと筆者は思います。

東南アジア・台湾向けインフルエンサー運用をお考えの際は是非お気軽にクリスクまでご相談ください!
一緒に一番効果の出る方法を考えていきましょう。

(執筆:ヴ ティ フオン リエン/編集:きたざわあいこ)



この記事を書いたのは・・・
写真クリスクベトナム スタッフ Vu Thi Phuong Lien/ヴ ティ フオン リエン

※本記事は、株式会社クリスクより掲載許可をいただき、同ホームページにて公開されている記事を転載したものです。コラムに関するご質問は受付しておりません。予めご了承ください。



▼今回の元記事
これで失敗しない! インフルエンサーマーケティングの注意点(ベトナム編)
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現在は、タイのみならず、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾など、東南アジアを中心とした様々な国において、WEBマーケティングをはじめ、漫画の現地語翻訳や各国の市場調査など、幅広く事業を展開しています。

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