MENU MENU

COLUMN

2021.03.15海外情報

訪日客受け入れ再開はそう遠くない!? PRの前に知りたいマレーシア訪日客の特徴とは

  • ASEANマーケティング
  • アジア情報
  • マレーシア

みなさん、こんにちは。クリスク・マレーシアのヌルルです!

2020年の末から、またロックダウンとなる国や街が多くなりました。観光業界にいる皆さまは、この状況がいつまで続くのかと心配されているのではないでしょうか。

しかし2021年に入り世界各地でワクチンの接種が開始!
マレーシアも他国同様、ワクチンの接種スケジュールが確定しました。

スケジュール対象者
第1段階2021年2月~4月医療関係者やCovid-19対策に必要不可欠なサービス及び防衛サービスを行うフロントライナー
第2段階2021年4月~8月高齢者や障がい者など重症化リスクの高い者
第3段階2021年5月~2022年2月18歳以上の成人(マレーシア人及び外国人)


マレーシアでは2022年の2月頃には、ほぼ全ての成人がワクチン接種を終えているスケジュールになっています。お隣のシンガポールでは先月から接種が始まり、今年2021年第3四半期までに全ての国民がワクチン接種を終了する予定とのこと。


マレーシア人訪日旅行客が戻ってくるのは2年後?



日本のインバウンド事業者の皆様とお話をすると、外国人観光客が戻ってくるにはあと2~3年はかかるということをよく耳にします。
しかし、筆者はもっと早いのではないかなと予測します。なぜなら、旅行好きな友人や旅行会社にヒアリングをしても、回答は同じで、「ワクチン接種をして、海外旅行が再開したらすぐに旅行をしたい」という意見が多数だからです。

では、そんな海外旅行に行きたくて仕方がないマレーシア人旅行者のバックグラウンドを、このタイミングだからこそ、おさらいしてみましょう!


①マレーシア人訪日者数



2020年は参考データにならないので、2019年までのデータを見てみましょう!


参考)日本政府観光局(JNTO)に基づきクリスクが作成


2019年のマレーシア人訪日者数は501,592人でした。商用等の目的が、そのうちの8.6%のみだったので、ほとんどが観光客となります。
5年間の比較でも右肩上がりなのが顕著に表れていますね。


②マレーシア人訪日旅行者数(性別、年齢別)




参考)日本政府観光局(JNTO)「訪日旅行データハンドブック2020年」に基づきクリスクが作成


2019年のデータで見ると、男性よりも女性の方が日本へ訪れているのがわかりますね。年齢層は男女ともに20代~30代が最も日本旅行をしています。


③旅行時期




参考)日本政府観光局(JNTO)「訪日旅行データハンドブック2020年」に基づきクリスクが作成


訪日時期は、プロモーションを掛ける時期にも関わるためとても重要です。

マレーシアの場合、11月末からスクールホリデーに入るため、年末にかけて旅行者が増えます。筆者が旅行会社にヒアリングしたところ、旅行の計画は6か月前から立てることが多いということなので、4月頃からプロモーションに力を入れた方が良いということになります。


④都市ごとの訪日旅行者比較



マレーシア人の都市ごとの外国旅行者数は公表されていないため、正確なデータはありません。
しかし、先日ペナン島とジョホール州の旅行会社の皆さんとお話ししたところ、両エリアともにまだまだ日本への旅行者数は多くないということでした。

旅行に行くとしても、これらの街は電車も走っていないため、日本での電車移動が困難だと予想し、個人旅行よりも団体旅行を選ぶ人が多いそうです。

現状では、個人旅行のプロモーションを行うのであれば、クアラルンプールなどの都市部をターゲットにするのが良さそうですね。


⑤訪日旅行商品の予約方法




参考)観光庁「訪日外国人消費動向調査(2015年~ 2019年)」に基づきクリスクが作成


予約方法は7割以上の人がインターネットで旅行商品の予約をしています。オンラインの旅行代理店(OTA)の価格競争もあり、今後はますますインターネットからの予約・購入が増えると見込まれています。


⑥訪日旅行者の観光情報元



JNTO調べでは、日本旅行の前に役立った旅行情報源として、SNSとほぼ同じ割合でYouTubeが上位にランクイン。

続いて、「個人のブログ」やトリップアドバイザーなどの「口コミサイト」というように、インターネットを利用して情報収集を行っていることがわかります。


参考)日本政府観光局(JNTO)「訪日旅行データハンドブック2020年」に基づきクリスクが作成


なお、マレーシアでは最強のSNSと言われていたFacebookの利用率が年々下がってきており、YouTubeが追い上げてきていることも覚えておきたいです。


参考)https://www.mcmc.gov.my/en/home「Internet Users Survey 2020」


日本旅行に興味がある層へのPR・マーケティング方法は?



ここまでで、マレーシア人の旅行者や、旅行の情報源に何を使っているかを見てきました。では実際にプロモーションをしていく場合、どのような方法が一番効果的なのでしょうか?

それはズバリ! デジタル広告とインフルエンサーマーケティングです!


デジタル広告のメリットとは



・性別、年齢、興味・関心、居住地まで細かいターゲティングが可能

・ワンクリックで販売サイトまで完結させることが可能

・効果が数字で見えやすいため、効果測定や改善をすることが簡単

ツールが豊富なので、特性から戦略を立てて効果的にメッセージを届けることが可能


従来のマスに届けるビルボード広告や新聞広告と違い、ターゲットを絞って情報を届け、販促まで戦略的にマーケティングすることが可能なデジタル広告。実はまだ試していないという方も、是非この「新しい時代」に試してみてはいかがでしょうか。


インフルエンサーマーケティング



実際にその地に足を運んだ人からの「リアルな声」は旅行を考えている人にとっては何にも代えられない貴重な情報源です。

各国ごとに話されている言葉が違うように、興味のあるコンテンツも違ってきます。それぞれの国のインフルエンサーにプロモーションを託してみることで、観光地側も新しい魅力を見つけられるかもしれません!

では、クリスクが行ったマレーシアのインフルエンサーマーケティング事例を紹介しましょう。

・インフルエンサー名:@Cheeserland

・プロモーションエリア:東北

・投稿回数:9回

・合計リーチ数:約60万人

参考事例:
https://www.instagram.com/stories/highlights/17950062361389677/




彼女があげた9つの投稿中、一番フォロワーの反応が高かったのが、南三陸神割崎の「希望の朝日」。

神秘的な写真と共にその土地の伝説を投稿文で説明しており、行き先の情報を深く知りたいマレーシア人の心を掴みました。



どれだけの人に情報が拡散されたかデータでしっかりと効果測定ができるインフルエンサーマーケティング。また、どういったコンテンツがその国には受けていたかを分析し、次のプロモーションにつなげることのできるとても効果的なプロモーション方法です。


そう遠くはないであろうインバウンド受け入れの再開。



改めてマレーシア人訪日旅行者のバックグランドを理解し、効果的なプロモーションをしていきましょう!

手前味噌になりますが、クリスクにはデジタル広告が強いチーム、観光業界に強いチームと、皆さまのお力になれるメンバーがそろっています。

東南アジアで観光PRをお考えでしたら、是非お気軽にご相談くださいませ!一緒にインバウンド事業を盛り上げていきましょう!

(執筆:Nurul Asyikin/編集:きたざわあいこ)



この記事を書いたのは・・・
写真クリスクマレーシアスタッフ NURUL Asyikin/ ヌルル

※本記事は、株式会社クリスクより掲載許可をいただき、同ホームページにて公開されている記事を転載したものです。コラムに関するご質問は受付しておりません。予めご了承ください。



▼今回の元記事
訪日客受け入れ再開はそう遠くない!? PRの前に知りたいマレーシア訪日客の特徴とは
クリスクのサイトにジャンプします

免責事項について
当社は、当サイト上の文書およびその内容に関し、細心の注意を払ってはおりますが、いかなる保証をするものではありません。万一当サイト上の文書の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いかねます。
当サイト上の文書および内容は、予告なく変更・削除する場合がございます。また、当サイトの運営を中断または中止する場合がございます。予めご了承ください。
利用者の閲覧環境(OS、ブラウザ等)により、当サイトの表示レイアウト等が影響を受けることがあります。
当サイトは、当サイトの外部のリンク先ウェブサイトの内容及び安全性を保証するものではありません。万が一、リンク先のウェブサイトの訪問によりトラブルが発生した場合でも、当サイトではその責任を負いません。
当サイトのご利用により利用者が損害を受けた場合、当社に帰責事由がない限り当社はいかなる責任も負いません。


海外子会社や海外進出、国際税務に関するご相談はありませんか?
・関与先の海外子会社の財務状況が分からない
・関与先が東南アジアへの進出を考えている
・現地の情報収集がしたい
・宣伝やWEBマーケティングのアドバイスがほしい

このようなお悩みがあればぜひお問合せください!
サービス別問合せフォーム
 ※「FP資格・その他」を選択してお問合せください。


株式会社クリスク

クリスクは、WEBメディア事業、ソーシャルメディア事業を展開しています。
2010年からは、東南アジアでも事業展開を行っています。
現在は、タイのみならず、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾など、東南アジアを中心とした様々な国において、WEBマーケティングをはじめ、漫画の現地語翻訳や各国の市場調査など、幅広く事業を展開しています。

▼東南アジアサービスページ
https://www.clisk.com/service/overseas-venture/

<PR>
東京オフィス : https://www.clisk.com/company/
タイオフィス : http://www.clisk.co.th/
クリスクベトナム FBページ : https://www.facebook.com/CliskVietnam/
クリスクマレーシア FBページ : https://www.facebook.com/CliskMalaysia/
クリスクインドネシア FBページ : https://www.facebook.com/CliskIndonesia/
東南アジアマーケティング情報発信中 : https://twitter.com/CliskASEAN