MENU MENU

COLUMN

2020.08.24海外情報

インドネシア経済はコロナショックでどう変わった?eコマース・決済方法は

  • ASEANマーケティング
  • アジア情報
  • インドネシア

こんにちは!
クリスク・インドネシアのタニアです。

インドネシアでのオンラインショッピング市場は、世界各国と同様に急速に成長を続けています。

SEA e-Conomyのレポートによると、インドネシアのインターネット市場は2015年から2019年にかけて4倍になりました。

中でもeコマースの影響は大きく、売上高が2019年時点の210億ドルから、2025年には820億ドルに達すると予測されています。


引用元:https://bit.ly/2Whtttj


しかし、この予想は今回の新型コロナウイルスの影響により、変化していく可能性が高いと考えてられています。
今回は、コロナショックによるインドネシアでのeコマースについて、紹介致します。




社会的制限下でオンラインショッピング需要が急成長



経営コンサルティング会社・Redseerによる調査によると、インドネシアの新型コロナウィルス対策のための大規模な社会的制限(PSBB)時期に、初めてショッピングアプリを使用したと回答した人が51%にのぼることが分かりました。

2019年第2四半期には1日あたり310万件だった取引件数が、2020年4月には480万件に増加し、売上も24億米ドル(26%)増加しました。大規模な社会的制限(PSBB)によって、外出が難しくなった人々がショッピングアプリでの買い物を行ったためです。


パンデミック間のインドネシアにおけるeコマースの成長まとめ
引用元:https://katadata.co.id/infografik/2020/05/20/e-commerce-tumbuh-di-tengah-pandemi-covid-19


ウェブサイト訪問者数も増加



インドネシアでは、パンデミック前、社会的制限下、ニューノーマルとeコマースサイトの訪問者の増加は以下のように変化しました。


2020年の主要eコマースのサイト訪問者数


ご覧のとおり、3月から5月の間にeコマースサイトの訪問者が増加しています。6月には、パンデミックがある程度収束し、オフラインのショッピングも再開されました。

しかし、パンデミック前よりも訪問者数が伸びているプラットフォームもあり、継続してオンラインショッピングを利用するユーザーが増加していることが分かります。


オンラインショッピングで最も購入された商品は?



マーケティグ企業・スナップカートの2020年4月調査によると、社会的制限下(PSBB)において消費者がオンラインで多く購入したものは、食料供給(76%)、医薬品(61%)、宅配サービス・持ち帰り(21%)でした。

逆に購入が減少したのは、旅行や交通、エンターテイメント、フードサービス、美容・ファッションなどの業界に関わるものです。



引用元:https://snapcart.global/covid-19-impact-on-indonesian-shopper-habits/




支払いシステムの変化



新型コロナウイルスの影響によって、消費者はウイルス感染リスクを心配する必要がないキャッシュレス支払いをより簡単で安全であると考えるようになりました。

インドネシアでは、コロナショックの前からフィンテック企業やOVO・GoPayなどのeウォレットアプリが急速に成長し、キャッシュレス方式の人気が高まっていました。

デジタル取引も2018年第1四半期の3,4兆ルピア(約248億円)から2019年第1四半期には6,9兆ルピア(約503億円)に増加していましたが、コロナショックによってさらにその成長が加速するものと考えられています。

ただし、インドネシアの一部地域、特に地方ではまだ完全にデジタル決済についての理解がされているわけではありません。
デジタル決済への不安がある場合、消費者は代金引換またはCash on Delivery(COD)を好みます。


インドネシア人が好む支払い方法の割合/2020年調査
引用元:https://teknologi.id/business/e-wallet-menjadi-opsi-pembayaran-favorit-masyarakat-indonesia




配達サービスの変化



大規模な社会的規制(PSBB)により、多くの人々がオンラインショッピングを利用するようになったことで、配達ニーズの増加をもたらしています。

インドネシアの物流会社であるJNEの社長Feriadi氏は、通常、1日あたり100万件だった出荷数が、社会的制限下(PSBB)では30%増加したと述べました。


Gosend Intercity Delivery Serviceの広告
引用元:https://www.gojek.com/blog/gosend/gosend-intercity/


また、配車アプリ会社gojekによると、パンデミック期間中にはgodendという貨物輸送サービスの利用が、約90%増加したそうです。

※以前、goSendは都市内配送にのみの使用でしたが、gosend Intercity Delivery Serviceを使用することで、ユーザーは都市間で商品をも配送できるようになりました 。
(現在、ジャカルタ、デポック、タンゲラン、ブカシ~バンドンからの配送のみ)




インドネシアeコマースはこれからどうなる?



フィンテック企業Jojonomicによると、2020年のeコマーストレンドは以下のようになると予測されています。


配送サービスの拡大



eコマースのユーザー人数と取引回数が増加するにつれて、配送サービスを提供する企業の数が増える。

インドネシアの遠隔地への配送は、ジャワ島やスマトラ島における有料道路建設などの政府によるインフラ整備施策で、より容易になり効率化されていく。


SNSマーケットプレイスの普及



eコマース企業は、Facebook、InstagramのようなSNSがeコマースへ連携するマーケットプレイス機能を開始したことにより、よりSNSを活用したビジネス・マーケティング展開を行っていくでしょう。


Instagramマーケットプレイスを使用しているEC (モバイルでの表示)


多くのインドネシア人はSNSへのアクセスに時間を費やしているため、マーケットプレイス機能により、オンラインショッピングがより簡単になります。


フィンテックとデジタル決済ツールの信頼性が向上



キャッシュレスマネーなどへの需要の高まりや銀行による利用促進プロモーションによって、デジタル決済の成長が進んでいます

将来的には、eコマースがGoPay、OVOなどのさまざまなeウォレットと幅広く連携して、取引を促進する可能性が高いでしょう。




まとめ



インドネシアの大規模な社会的制限(PSBB)によって、消費者の購買活動はオンライン上のプラットフォームに移行し始めています。

これは、eコマース関連企業にとっては、売上の増加や、より広いユーザーへのサービスの認知拡大など、良い影響を与えます。

今後は、これまで行っていたリアルでの売買は徐々にデジタルに移行し、オンラインショッピングはインドネシア人の習慣になっていくのではないでしょうか?

(編集:きたざわあいこ)




この記事を書いたのは・・・
写真クリスクインドネシアスタッフ Jeillyta Chandra/ジェリー
※本記事は、株式会社クリスクより掲載許可をいただき、同ホームページにて公開されている記事を転載したものです。

▼今回の元記事
インドネシア経済はコロナショックでどう変わった?eコマース・決済方法は
クリスクのサイトにジャンプします

免責事項について
当社は、当サイト上の文書およびその内容に関し、細心の注意を払ってはおりますが、いかなる保証をするものではありません。万一当サイト上の文書の内容に誤りがあった場合でも、当社は一切責任を負いかねます。
当サイト上の文書および内容は、予告なく変更・削除する場合がございます。また、当サイトの運営を中断または中止する場合がございます。予めご了承ください。
利用者の閲覧環境(OS、ブラウザ等)により、当サイトの表示レイアウト等が影響を受けることがあります。
当サイトは、当サイトの外部のリンク先ウェブサイトの内容及び安全性を保証するものではありません。万が一、リンク先のウェブサイトの訪問によりトラブルが発生した場合でも、当サイトではその責任を負いません。
当サイトのご利用により利用者が損害を受けた場合、当社に帰責事由がない限り当社はいかなる責任も負いません。


海外子会社や海外進出、国際税務に関するご相談はありませんか?
・関与先の海外子会社の財務状況が分からない
・関与先が東南アジアへの進出を考えている
・現地の情報収集がしたい
・宣伝やWEBマーケティングのアドバイスがほしい

このようなお悩みがあればぜひお問合せください!
サービス別問合せフォーム
 ※「FP資格・その他」を選択してお問合せください。


株式会社クリスク

クリスクは、WEBメディア事業、ソーシャルメディア事業を展開しています。
2010年からは、東南アジアでも事業展開を行っています。
現在は、タイのみならず、ベトナム、マレーシア、インドネシア、台湾など、東南アジアを中心とした様々な国において、WEBマーケティングをはじめ、漫画の現地語翻訳や各国の市場調査など、幅広く事業を展開しています。

▼東南アジアサービスページ
https://www.clisk.com/service/overseas-venture/

<PR>
東京オフィス : https://www.clisk.com/company/
タイオフィス : http://www.clisk.co.th/
クリスクベトナム FBページ : https://www.facebook.com/CliskVietnam/
クリスクマレーシア FBページ : https://www.facebook.com/CliskMalaysia/
クリスクインドネシア FBページ : https://www.facebook.com/CliskIndonesia/
東南アジアマーケティング情報発信中 : https://twitter.com/CliskASEAN