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COLUMN

2020.02.12金融機関交渉Q&A

金融機関交渉Q&A vol.49

  • 資金繰り

本コラムは、当社「日税主催研修」「日税オンデマンド」でも講師としてご活躍いただいている(株)事業パートナーの代表取締役社長・松本光輝先生に、300社を超える会社の再生の成功体験をもとに、金融機関交渉に関してQ&A形式でまとめて頂きました。この情報が関与先様へのアドバイスの一助となれば幸いです。



■現状
●業種:建設業、売上:3億円、社長:66才、従業員:25名
●借入金総額残:2億円


■相談点
□月末の資金手当てが付かない。
□銀行への返済手当てが付かない。
□金利の高い街金融から借りようと思っているが如何なものか?


■アドバイス
目前の資金手当てをしても、明日の支払いが続く。借入金総額と使える利益額とキャッシュフローの3点をテーブルの上に置いて全体計画を作るべきである。


■打つべき手順
1. 向こう6ヶ月間のP/Lの収支を予測する。
2. “1”から使える金額を算出する。
3. 銀行への元本返済がなければ資金が回るかを確認する。
4. “3”で回るならば銀行への元本返済にいくら回せるかを計算する。全く余裕がなければ、返済ゼロという計画を作る。
5. 直近に迫った銀行支払いを猶予してもらうために、銀行を訪問して今月は支払えない旨を説明する。
6. 今から2ヶ月以内に借入金返済計画を提出する旨を伝えて、その間は利息のみを支払い、元本は延滞させてもらいたい旨を伝える。
7. 収支が悪化している原因を捜し出して、全社一丸となって改善計画を作る。
8. 銀行の元本返済は待たせても3年間が限度であるので、3年後には約定返済額の50%程度は返済できるように改善を進める。
9. 改善は信頼できる専門のコンサル会社と一緒にやれば、効果の出る確率は高い。





vol.28以前のコラムは、日税ビジネスサービスのホームページにて、「日税メールステーション」バックナンバーページに掲載しています。
日税メールステーション 『金融機関交渉Q&A』バックナンバー


松本 光輝

株式会社事業パートナー 代表取締役40年にわたり、飲食業を中心に会社経営。バブル崩壊時に25億円の負債を抱え、その後3年半でその負債を解消する。2003年より、事業再生請負人として全国行脚中。この間、依頼先の多くが1~2ヶ月以内に、資金ショートに陥るおそれがあるという危機的状況の中から、1社も倒産させることなく、300社を優に越える会社の再生を成功させる。
◎過去の経験を活かして、中小企業経営者の最高の相談者となるべく、活動を続けている。
◎経営者はもとより、幹部社員の皆様・社員の皆様の声をくみ上げ、共に全社一丸となった再生を達成すべく、全力で取り組んでいる。着手後、30日以内に再生計画を作成して、実行に移している。
◎会社を3年かけて再生させる独自の再生術は、他に類を見ません。